自民党のどたばた

郵便会社社長人事をめぐる鳩山総務大臣のパフォーマンス。最終的には大臣の更迭で決着しました。
「パフォーマンス」と書きましたが、本人の言を借りれば「正義」とのこと。本当に????
私には鳩山弟が正義の人とは到底思えません。彼はどうしてあそこまで拘ったのか?これは時間がたてば明らかになることとは思いますが、いわゆる「気まぐれ」的な発想としか思えないのですが。郵政利権に絡む深い闇が炙り出されればよいのですが。
本日、映画「消されたヘッドライン」観賞。
イラク戦争で、民間の戦争請負会社が存在することを知りましたが、この映画でもそういった会社に絡む事件を扱っていました。現代の戦争は、本来国と国との戦い。そこに民間の戦争請負会社が絡んでいることの摩訶不思議な世界。そんな会社に雇われたサラリーマン戦闘員が国を代表することの不可思議。
この映画では、最終的にはその会社の悪や矛盾を決定付けていませんでしたが、そこが残念でした。
今週読んだ荻原浩の「神様からのひと言」。食品会社に中途入社した主人公が掃き溜め部署の「お客様相談室」に左遷され、そこでお客様の苦情や社内の不正に立ち向かう話。
食品に対するコンプライアンス違反が多発する昨今、クレーム処理担当部署は重要視されつつありますが、この小説の書かれたのは7年前。まだまだ社会的にはそんなにコンプライアンスが一般化していなかった時代でしたが、顧客の苦情が如何に重要な経営資源となりうるか、考えさせられました。
今日はこの辺で。