2009-01-01から1年間の記事一覧

映画「ハゲタカ」

話題の映画「ハゲタカ」の封切日に早速鑑賞。テレビ版を先日見直したので鷲津はじめ出演者のシチュエーションが分かっているので、ストーリーだけがどんなものなのか?との期待。 映画化するにあたって、すぐにリーマンショックが起きたことから、大幅に脚本…

桜庭一樹「私の男」

桜庭一樹の直木賞受賞作「私の男」読了。直木賞の選考評では、かなりの選考委員がほめていましたが、一般読者は意見がかなり分かれています。 はっきり言って、嫌悪感を感じる作品、けれでも先を読みたくなる作品でした。時をさかのぼって話が進行する手法も…

GMの終焉

100年に一度の経済危機が、終にアメリカ経済の象徴であるGMの倒産をもたらしてしまいました。キャデラック、シボレーに代表されるGM車がアメリカの消費者からそっぽを向かれ、研究開発にも投資せず、客観的に見れば当然の結果のようにも見えますが、…

最近の読書から

最近読んだ本の列挙。 荻原浩「ちょいな人々」。7編のユーモア溢れる短篇。荻原にもこんなユーモアのセンスがあったとは。 重松清「五年生」。小学校の五年生をテーマとした、重松の真骨頂短篇。やっぱり読ませます。 久々の太宰治「斜陽」。相当昔(30年…

変形性膝関節症

2ヶ月ほど前から、突然膝が痛み出し、歩行が辛くなりました。医者に行くと「変形性膝関節症」との診断。以来、週に一回の医者通いでヒアルロン酸注射を受けていますが、注射後の数日は痛みが和らぐのですが、すぐに元に戻り、だんだん痛みが強くなっている…

週末の出来事

新型インフルエンザが、いよいよ日本国内で人-人感染が始まり、関西方面は大騒ぎとなりつつあります。高校生ばかり17名の感染が確認されましたが、同じような症状を訴えている人が100人近くいるとのこと。旅行やイベント業界の被害は大変なものとなる…

鳩山で勝てるのか

民主党代表選は、当初の予想通り鳩山が勝利しました。ただ、岡田も予想を上回る健闘ではありました。 さあ、鳩山で次期総選挙を勝てるのか?小沢の影がちらつく限り、それはそれは難しいことになるでしょう。前にも書きましたが、こうなってみると、小沢は民…

唯川恵「とける、とろける」と政治経済

久しぶりの唯川恵作品「とける、とろける」読了。女性によるソフトポルノ小説?といった趣。本当にとろけるようなSEXの甘美で恍惚とした雰囲気が楽しめる作品。でも、こんな気持ちの良い男女の性の交わりがあるのか?とんとご無沙汰名私としては、羨まし…

あらためて清張を味わう

この連休中は、宮部みゆき責任編集「松本清張傑作短篇コレクション」上・中・下三冊を読む。 芥川賞受賞作「ある小倉日記伝」から始まり、「一年半待て」、「地方紙を買う女」、「真贋の森」、「書道教室」、「共犯者」、「鴉」、「西郷札」そして「火の記憶…

秩父路と膝関節

2ヶ月ほど前から膝の調子が悪く、かかりつけの医院に行ったところ、「変形性膝関節症」と診断されました。早速ヒアルロンサンの注射を打ち、プールでの歩行訓練などを指導されました。すぐにプールに行けばいいのですが、近くになくて延び延びになっていま…

ハゲタカの行方

5月の連休も今日で終わり。カレンダーを眺めると、来週から10週間は週の途中に祝祭日がなく、毎週5日間、みっちり仕事になりそうです。ある意味ではペースが狂わずにいいのかも?でもやっぱり、週の真ん中辺りに休みがあると楽なんですが。 昨日、今日と…

横浜開港150年

横浜で開国博が始まったということで、ぶらっと行ってきました。山下公園は人の波。大変な人出です。本当は博覧会に行こうと思ったんですが、時間も遅かったので途中で変更。大桟橋を往復して中華街へ。これまたすごい人出。裏通りの中華料理屋に入って生ビ…

韓国映画「チェイサー」

韓国映画「チェイサー」鑑賞。韓国であった大量猟奇殺人事件をベースにした作品のようですが、なかなか見ごたえのある作品。特に、本来であれば、監禁されていたミジンが自ら脱出して助けを求め、犯人に発見されたとしても、最後は主人公の男が間一髪間に合…

温泉の楽しみ

今年のゴールデンウィークは遠出の予定なし。別に新型インフルエンザを警戒してではありません。ただ、予定を組む機会を逸したがため。 そこで今日は日帰り温泉の旅へ。手ごろな箱根湯本のホテル岡田へ。日帰り温泉専門のお風呂があり、食事も楽しめます。何…

いよいよ新型インフルエンザ

メキシコで発生した豚インフルエンザが、新型インフルエンザとして”認定”され、フェーズ4段階をWHOが宣言しました。いよいよ恐れられていた新型インフルエンザの大流行が来るのか? 1918年にスペイン風邪という新型インフルエンザが大流行し、全世界…

映画「グラン・トリノ」

クリント・イーストウッド監督、主演の「グラン・トリノ」鑑賞。各種映画レビューでも高い評価を得ているということで、早速今日行ってきました。 日本的に言えば頑固一徹の爺さんの、微妙な心の変化を描きながら、ラストの涙を誘う結末までを、淡々と語ると…

映画「トウキョウソナタ」と「私は貝になりたい」

金曜映画の日は、三軒茶屋で「トウキョウソナタ」と「私は貝になりたい」の二本立て鑑賞。 「トウキョウソナタ」は、ごく普通のサラリーマン家庭が、夫のリストラ、失業により狂いだすという、今の不況社会ではどこにでも転がっていそうなテーマを、重く扱っ…

和歌山毒カレー事件の真実は

今日、和歌山毒カレー事件の最高裁判決があり、林真須美被告の死刑が確定しました。 この事件、結局は決定的な物証と自白がなく、状況証拠の積み重ねで林被告しか犯人の可能性がないという判断で検察が死刑求刑し、それが最後まで裁判所の判断を決定付けたの…

松本清張生誕百年

本題の前に、小路幸也「高く遠く空へ歌ううた」について。久しぶりに何がなんだか分からない小説に出会う。小路幸也は「東京バンドワゴン」など、面白い作品を発表しているのですが、本作品は2作目の作品のようで、作品の意図が全く分からない駄作にしか思…

重松清「とんび」

重松清「とんび」読了。「とんび」という表題は、「とんびが鷹を産む」から来たもの。主人公のヤッチャンは運送会社につとめる、飛び切り明るい性格の男。そんなヤッチャンが結婚し、生まれたのがアキラ。しかし、三人の幸せな家族生活は、奥さんの事故死で…

映画「スラムドッグ・ミリオネア」

今年のアカデミー賞受賞作品、「スラムドッグ・ミリオネア」の初日鑑賞。インド・ムンバイの貧しい青年が、テレビのクイズ番組で2,000万ルピーを獲得するサクセスストーリーと思いきや、実際には全く違うお話。何故クイズに答えることが出来たかが、過去の二…

浅田次郎「夕映え天使」

久々に浅田次郎作品「夕映え天使」読了。表題作ほか5編の短篇小説。相変わらず、短篇の輝きがほとばしっていました。 表題作の「夕映え天使」。男やもめの父子が営む中華料理屋(そんな上等な店じゃないかな?)に身を寄せた40才過ぎの女。そして突然消え…

鹿島アントラーズの底力

今日は味の素スタジアムでサッカー観戦。東京FC×鹿島の大一番。鹿島側の観客席の2階から観戦しましたが、鹿島の応援はさすがの迫力。ほぼ試合中の90分間、1階観客席の大半の人がずーっと立ったまま応援。その応援の声というか、歌というか、太鼓という…

レッドクリフ PARTⅡ

本日金曜の夜、映画「レッドクリフPART供彜嫋沺PART気鮑鯒暮れに見ているので、兇盡ないわけには行かず、早速封切日の今日、観てきました。三国志のハイライトでもある「赤壁の戦い」をクライマックスに、両軍陣地の人間模様と、壮大なスペクタクルが描かれ…

最近の読書から

先週からの読書暦から。 有栖川有栖「火村英生に捧げる犯罪」。表題作ほか7編の短篇推理。有栖川作品を読むのは初めて。 名探偵火村准教授と、作家有栖川がそのまま出てくる作品。有栖川は火村の引き立て役に徹していますが、有栖川も大胆な人物構成を考え…

ミサイルか人工衛星か

北朝鮮が予告どおりミサイル(人工衛星?)を発射しました。昨日からの日本での大騒動がやっと静かになりそうです。 北朝鮮からすれば、どの国もやっている人工衛星の打ち上げにどうしてこんなに非難が集まるのか?といった論理があるようですが、実際はどう…

桜の満開のもとで

南関東は桜が満開。そこらじゅうで花見の宴が模様されていることでしょう。2週間ほど前から膝に痛みを感じて歩くのを控えていましたが、折角の花見日和。三軒茶屋までのウォーキングコースに北沢川の桜があるので、今日は歩くことに。北沢川でといっても今…

奥鬼怒温泉の春

先週末の3月27日、奥鬼怒は手白沢温泉に一泊旅行。日光から鬼怒川温泉を経て、延々2時間のところにその温泉はありました。正に秘境といっていいほどの一軒宿。それでも電気は来ており、建物も立派な温泉宿。昨年の5月に行った秋田乳頭温泉の孫六温泉よりも…

宮部みゆき作品

久しぶりに宮部みゆき作品2作を読みました。 先ずは「火車」。多重債務問題を最初に本格的に描いた宮部の初期の傑作。読むのは今回が二度目ですが、その後社会問題となり、最近になってグレーゾーン金利が廃止されたのは記憶に新しいところです。多重債務に…

青春はすばらしい

昨日の日曜日。再び代々木体育館に高校バレーを観戦に。優勝候補の試合を観るために10時の最初の試合から夕方5時半まで、延々7.5時間も観戦してしまいました。3面のコートがあり、女子の試合を中心に見たのですが、あまり予備知識がないため、どこの戦力…