東野圭吾「ダイイング・アイ」

久しぶりの東野作品「ダイイング・アイ」読了。7月の異動で長距離通勤がなくなり、今は電車に乗っている時間が往復でも50分弱。従って、読書量も減りそうな状況で、この作品も読むのに5日間もかかってしまいました。
その出来栄えですが、東野作品としては明らかに駄作。交通事故と記憶喪失と、更には催眠と、たくさんの偶然性が盛り込まれており、焦点がボケてもいるし、人間的な情感も感じられず、読んで得する本ではありませんでした。
1999年に雑誌に連載された作品ですが、単行本化されたのが2007年。それほど期待された作品ではなかったことが読み取れます。
次の東野作品に期待しましょう。
今日はこの辺で。