映画「縞模様のパジャマの少年」

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変な亭主を持った奥さんは苦労すると、数日前に書きましたが、その奥さんも実は麻薬に染まっていた!!!
タレント酒井法子が数日間の逃亡の末、警察に出頭しました。10歳の子供を持つ母親が何故?今後の供述を待つしかありませんが、麻薬、覚せい剤が主婦層にまで広がっていることが証明されたことは確かです。
今日は映画「縞模様のパジャマの少年」観賞。
まず言いたいことは、こうした名画が、東京では2館のみ、それも少ない客席数の映画館でしか上映されない点が誠に残念。今日行った新宿の角川シネマの客席数はたったの56席。朝一番の上映でしたが客席は全部埋まっていました。何故もっと大きな映画館で上映しないのか?
次にタイトル。確かに映画の内容を理解するには最適かもしれませんが、もう少し短い刺激的なタイトルはなかったのか。名画として今後残り続けるにはちょっと長すぎで、覚えにくいのではないでしょうか。
さて、映画の中身ですが、何とも救いがないラスト。このラストにすべてが集中した映画とはいえ、この不条理には言葉もありません。
ホロコーストに関する映画と言えば、かつて「シンドラーのリスト」がありました。スピルバーグ渾身の映画でしたが、ユダヤ人を逃亡させると言う救いがありました。
最近観た映画では「愛を読む人」がありました。これは戦後の話で、ホロコーストに看守として関わった女性の悲しい物語。この映画も、最後は主人公の女性の死で終わり、やりきれなさが残りましたが、今日の映画はそれに輪をかけてやりきれないラスト。
国家権力に逆らうことが出来ない、独裁体制化。ホロコーストの実態や中身を知らないままの市民も多かったことでしょう。特に8歳の少年にとっては未知のこと。それでも周りの空気を察知して、非道なところが見えてきます。しかし、宣伝映画の偽装性までは勿論気がつきません。少年は禁断の世界に足を踏みこんでしまう・・・・
人類史上の汚点であるホロコーストにまつわる真実がどこにあるのかは私には分かりませんが、少なくともガス室や焼却施設が稼動していたことは事実。これを真正面から捉えた傑作映画でした。
今日はこの辺で。