2008-01-01から1年間の記事一覧

映画「イエスタデイズ」

映画「イエスタデイズ」鑑賞。癌で余命少ない父親から、父親のかつての恋人の消息を探すように頼まれた息子が、反発しながらも消息を探すうちに、父親への印象を変えていくドラマ。 主演の塚本高史は、NHKのドラマ(会計士の話)で主演して初めて知ったの…

映画「落語娘」

映画「落語娘」を金曜夜に鑑賞。ミムラという女優さんをはじめて知りましたが、なかなか美人で歯切れの良い演技。今後注目しましょう。 子供の頃から落語家を目指して、大学を出て弟子入りしたのがとんでもない放蕩師匠。そんなわがまま師匠にあいそを尽かし…

深谷忠記「目撃」

深谷忠記「目撃」読了。かなりの長編ですが、読み進めるうちに引き込まれ、かなり楽しめました。 人間の記憶と言うもののあいまい性というところに視点を当て、40年近くのときを置いた二つの殺人事件を並行的に語っていきます。いづれも、妻が夫を殺したと…

麻生の決断

国際的な金融不安と景気の先行き不安。麻生首相は解散総選挙を先送りする決断をしたようです。 金融不安の震源地はアメリカですが、そのアメリカは3日後に大統領選挙。オバマ候補が絶対的に優勢の情勢で、8年ぶりに民主党政権になる予測です。アメリカはこ…

薬丸岳「虚夢」

今週はトラブル発生で毎日遅くなり、今日やっとパソコンの前に座りました。 月曜日に読み終わった薬丸岳の「虚夢」。3年前に「天使のナイフ」で鮮烈でビューし、長編は「闇の底」に続く3作目。(他に短篇があるかどうかは不明) どちらかというと、寡作な…

映画「真木栗の穴」

映画「真木栗の穴」鑑賞。「真木栗」とは何なんだろうと思ったら、主人公の苗字。作家の真木栗が住むぼろアパートの隣にきれいな女性が引っ越してきて、彼が壁の穴からその女性の部屋を観察し、それを題材に官能小説を書くのですが、実際には幻だった・・・…

解散はどこへ

アメリカ発の金融不安は全世界に波及し、実体経済も相当深刻な事態になってきました。かって、バブル崩壊により日本の金融システムが崩壊寸前になった頃、日本発の金融恐慌どうのこうの言われましたが、結局そんな心配はありませんでした。しかし、全世界から金…

重松清「季節風・夏 僕たちにミシシッピ・リバー」

重松清「季節風・夏 僕たちにミシシッピ・リバー」読了。表題作をはじめ、全12作の短編集。 どれも味わい深い作品でしたが、特に良かったのが、「あじさい、揺れて」と「ささのは さらさら」。 「あじさい揺れて」は、夫を亡くした義姉が再婚するに当たり、…

映画「僕らの方程式」

単館系映画「僕らの方程式」鑑賞。上映館は「シネマート新宿」と言う小さな映画館。客席数が60~70、スクリーンもとても小さな映画館。こんな映画館もあったのかと、しばし感動。 Yahooの映画レビューでかなり点数がよかったので、期待していきましたが、出…

佐々木譲「警官の血」

佐々木譲「警官の血」。終戦直後の昭和23年から平成19年までの約60年間に及ぶ、親子3代にまたがる警察官の壮大な物語。 安城清二、民雄、和也という親子3代の警察官が、警察組織と地域住民の関わるを綴りながら、清二が遭遇した2件の殺人事件を、息子の民…

世界経済の行方

先週は最悪のウィーク、そして今週は? 日本は祝日で取引がなかった13日、月曜日でしたが、世界各国で株価が反発、かなり値を戻しました。そして注目の今日の日本の市場。世界の動向に最も敏感に反応しそうな日本市場だけあって、大幅に株価が反発して9千…

歩きすぎました

連休最後の日、折角なのでにぎやかなところへのウォーキング。 下高井戸-三軒茶屋-渋谷-代々木公園-明治神宮-新宿のコース。足の裏が痛くなりました。 それにしても、渋谷、原宿、新宿と、どうしてこんなに人が多いのか? 私もそんななかの一人ではある…

箱根の温泉

今日は一人で箱根湯元まで。箱根の旧道を往復で4kmほど歩き、帰りに日帰り温泉でゆっくり過ごしました。 温泉は1,000円の低料金ですが、露天風呂は広く、なかなかいいお風呂でした。 それにしても3連休の真ん中だけあって、箱根も人人人。 最近はスーパ…

映画「宮廷画家ゴヤは見た」

ミロス・フォアマン監督の「宮廷画家ゴヤは見た」鑑賞。18世紀末のスペインの画家ゴヤがみたナポレオン時代のスペインの話。 教会による審問が行われていた時代、ナタリー・ポートマン扮する貴族の令嬢が審問にかけられ獄に繋がれる。それは極めて理不尽な審…

金融恐慌

アメリカ発の金融不安が、今や世界金融恐慌になろうとしています。「暗黒の1週間」が明けた来週、G7の政策を受けた市場が不安を払拭し、株価は上向くのか? そもそもはサブプライムローンと言う、極めて不安定なローンが組み込まれた金融商品が世界中に売…

深谷忠記「傷」

深谷忠記「傷」読了。若い男女が放火で殺され、更にその容疑者とされた大学教授が殺される事件。 この殺人の闇の奥には、忌まわしい過去が!!! 平和に暮らしている家族や個人に、忌まわしい過去を脅される恐怖を描いた作品。しかし、殺人は決して賢明な選…

ビデオボックス放火事件

大阪のビデオボックスでの放火事件で15人もの犠牲者が出ましたが、死にたいと思って放火した本人は、煙で苦しくて逃げ出したと供述しているとのこと。なんとも見苦しい犯人であります。 犠牲になった15名の中には、俳優を志、役ももらったばかりの人もいたと…

映画「容疑者Xの献身」

昨日「容疑者Xの献身」公開初日に歌舞伎町の新宿コマ東宝にて鑑賞。映画館も大きいのですが、話題作にしては客の入りがいまいち。あまり面白くないのかなあ?と心配に。 しかしながら、映画の出来は上々。東野圭吾の原作をほぼ忠実に映像化していました。 …

重松清「ツバメ記念日」

重松清「ツバメ記念日」読了。表題作ほか、全12作の短篇小説。 まず最初の「めぐりびな」で泣かされました。幼い頃に父親が亡くなり、母親一人で頑張って育ててくれた娘が、その母親を回想する物語。粗末な雛人形ながら、買ってくれた母親の苦労が伝わり、…

伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」

伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」を読みました。昨年度の本屋さん大賞を受賞した話題作。 首相暗殺の容疑をかけられてしまった(警察権力によって?)青柳雅春と、彼のかつての恋人である樋口晴子の二人のストーリーを平行に進め、最後にどんな接触がある…

小泉の引退

小泉元首相があっさりと引退宣言しました。潔いと言おうか、淡白と言おうか?内心ではもう一波乱を起こしてくれるのでは?と期待していたのですが、森元首相のようなキングメーカーやご意見番的な存在は、やっぱり小泉さんには似合わないことを、本人が一番…

麻生内閣

麻生内閣が発足したようです。顔ぶれはなんと地味なこと!!! またまた問題発言壁のある鳩山邦夫を総務大臣にしたり、郵政民営化の参議院採決で反対票を投じて、その後恥をさらした中曽根弘文を外務大臣にしたり、亡き親の威光だけが便りの小渕優子を少子化…

お彼岸日和

「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、正にお彼岸近くなって涼しくなりました。家族で初台まで墓参りに行き、そこから明治神宮、神宮外苑を歩きました。外苑から再び神宮方面に行くため青山通りに出て、更に表参道を通ってきましたが、秋晴れの天気のいい日…

日本を託せる人物か

福岡の6歳児殺害事件は、予想通りの結末でした。これから母親の心の闇が解明されることを期待しましょう。 自民党の総裁選、麻生太郎の圧勝で終わりました。最初から解りきった結果に対して、なんと号外が出ていました。号外を出すほどの大事件だとは思はな…

北の将軍様は今?

北の将軍様こと、北朝鮮の金正日の姿がしばらく見かけられず、その消息が話題になっています。脳梗塞だの、脳卒中だので倒れ、意識がないとかあるとか、情報が行きかっています。中にはもう死んでいると言う情報もあるようです。 北の将軍様が万が一死んだら…

福岡6歳児殺害事件

福岡で6歳の児童が殺害される事件が発生。公園で母親と二人で遊んでいましたが、母親がトイレに行っている2~3分の間に、何者かに連れ去られ、首を絞められて殺害され、母親が行ったと言うトイレで死体が発見されました。 大変不謹慎ではありますが、先週…

アメリカ発世界恐慌の前触れ?

アメリカの証券大手リーマン・ブラザースがあっという間に倒産、同じ日にメリル・リンチがバンカメに買収され、翌日にはAIGに政府資金投入と、すさまじい勢いでアメリカ金融界の再編が進んでいます。勿論発端はサブプライムローン問題。誰がこんな事態を…

深谷忠記「審判」

深谷忠記「審判」を読む。深谷忠記は初めて読む作家。なかなか面白くて、どんどん読み進められました。 8歳の少女が殺され、犯人として23歳の学生が逮捕される。捜査段階で自供したものの、裁判では無罪を主張。しかしながら、懲役15年の判決を受ける。…

「事故米」転売問題

「事故米」といわれる工業用の米の食用への偽装転売問題が発覚し、食品偽装ここに至れり!の様相を呈しています。この問題、新聞やテレビを注意深く読んだり聞いたりしているのですが、「事故米」を何故輸入しなければならないかについての説明が全くありま…

「事故米」転売問題

「事故米」といわれる工業用の米の食用への偽装転売問題が発覚し、食品偽装ここに至れり!の様相を呈しています。この問題、新聞やテレビを注意深く読んだり聞いたりしているのですが、「事故米」を何故輸入しなければならないかについての説明が全くありま…