「事故米」転売問題

事故米」といわれる工業用の米の食用への偽装転売問題が発覚し、食品偽装ここに至れり!の様相を呈しています。この問題、新聞やテレビを注意深く読んだり聞いたりしているのですが、「事故米」を何故輸入しなければならないかについての説明が全くありません。
ネットで検索すると、日本がウルグアイラウンドで輸入を義務付けられている米が数十万トンあり、そのうちメトミダホスなどの毒やカビがある米を言うらしい。特にメトミダホスなどの毒性の強い農薬を含んだ米をいくらで輸入しているのか?、水際で輸入をストップできないのか?などなど、疑問がたくさん出てきます。この辺の解説が全くといっていいほど無いのが現状ではないでしょうか。
工業用の用途は糊の原材料とのことですが、あるテレビを見ていると、ある人が、今時米を糊の原材料にしているところは無い、などといっていました。また一方では、事故米を買い取る業者が少ないので三笠フーズは、農水省のよいお得意さんだった、なんて話もあります。どこに真実があるのか?事故米が糊の原材料にならないのであれば、そもそも政府が業者に売りつけるのはおかしなことです。
この問題、マスコミは表面的なことだけではなく、もっと掘り下げた取材なり調査が求められていると思うのですが。
今日はこの辺で。