唯川恵「とける、とろける」と政治経済

久しぶりの唯川恵作品「とける、とろける」読了。女性によるソフトポルノ小説?といった趣。本当にとろけるようなSEXの甘美で恍惚とした雰囲気が楽しめる作品。でも、こんな気持ちの良い男女の性の交わりがあるのか?とんとご無沙汰名私としては、羨ましいやら、恥ずかしいやら。でも、私も味わってみたいのは正直な感想。
作品自体は9編の短篇。中でも秀逸は「浅間情話」。妻を無視し続けた結果、その妻が自殺を図り、初めて妻の愛情と自らの愚かさを知った男。意識の戻らない妻が目覚めることを願って、いつまでも看護し続けるその男の気持ちに接する女が、初めて涙する・・・。この作品にはSEXを超えた真の愛があります。やっぱり愛はSEXを超えるところにあるものなんでしょう。
話は全く違いますが、民主党のお家騒動。小沢が辞めて党首選がスタート。岡田か鳩山の戦いがスタートしましたが、結局小沢が民主党の癌、あるいは膿というべきでしょうか?民主党にとって邪魔な存在になってきました。鳩山が小沢から禅譲されたといった報道もあり、鳩山は盛んにこれを否定し、独自路線を主張せざるを得ず、岡田はもともと小沢と距離は置くものの、正面きっては小沢を批判しない。正に小沢の影が消えない選挙戦となってしまいました。結局は民主党は何らかの形で割れてしまうのか?今後に注目です。
もう一つの話題は、鴻池官房副長官のなんともお恥ずかしい女性スキャンダル。国会議員の新幹線パスを不倫旅行に使ったとか。全く情けないの一言。副長官を辞めるだけで済むのか?当然国会議員のバッジをはずすべき破廉恥行為。もともと鴻池という人、郵政民営化ではマスコミで大反対の号令を発しながら、衆議院解散後は借りてきた猫のようにおとなしくなったような軽薄な男。熱海では「とける、とろける」様なSEXにふけっていたのでしょうか?
今日はこの辺で。