東野圭吾「ブルータスの心臓」

東野圭吾のかなり前の作品「ブルータスの心臓」読了。ブルータスとは何ぞや?と思って読んでいると、それがロボットの愛称であることが中段以降分かります。その前には「ナオミ」も出てきます。これもまたロボットの愛称。この業界ではロボットに愛称をつけるのかどうか分かりませんが、この小説では、ロボットが一つのキーポイントとして登場してきます。
シチュエーションとして、最初3人で共謀して殺人計画を立てるところは現実味が無く、その結果、作品自体に深みは感じられません。しかし、東野特有の最後まで犯人を特定させない面白さはありました。
ただ、これだけの長い小説である必要があるのかは、甚だ疑問ではありました。
今日はこの辺で。