何たる醜態~福田首相辞意表明

昨晩、旅先の旅館で福田首相の記者会見をテレビで見る。旅先のため、風呂に入り、一杯入っていい気持ちになり、部屋に戻ってテレビをつけると、9:30から福田首相が記者会見するとのアナウンス。この時間に急遽記者会見?ないようは99%決まっていますでしょう。案の定、辞任会見でした。
自民党”総裁”は別にして、総理大臣=首相という立場をわきまえているのか?疑問に思ってしまいます。かつて、二号さんを囲っていたことがばれて40日ぐらいで辞めた首相がいましたが、去年の安部といい、今回の福田といい、スキャンダルで辞めるよりもよっぽどたちが悪い辞め方です。
昨晩の会見でもきれいごとは言っていましたが、それをまともに採る人はまずいないでしょう。
安部、福田の辞任劇は、特に子供の教育で、「リーダーはやる気がなくなったらさっさと早く辞めるのが一番いいんだよ」と教えることをよしとする風潮が高まります。そこに「忍耐、辛抱」の言葉は要りません。こんなことで本当にいいのか?選挙をして、負けて潔く政権から滑り落ちるという、すばらしい選択肢があったのに、それを放棄しました。「何のために?」国民のためでしょうか?到底考えられません。そこにあるのは自分がこれ以上苦労したくないため、一歩譲っても「自民党のため」ぐらいでしょう。
日本で一番責任感を強くもってほしい人間が、いとも簡単にそれを放棄する現象。
政治に期待することは最早何も無くなってしまいました。
今日はこの辺で。