石田衣良「夜を守る」

久しぶりの石田衣良作品「夜を守る」読了。上野アメ横界隈をパトロールするボランティア自警団の数々のエピソード。石田衣良というと池袋ですが、最近は秋葉原や上野の下町も出てきます。「4YEEN」では月島あたりでしたが。
あるきっかけで上野の街のガーディアンになった4人組。みな個性豊かな、そして団結力のある羨ましい仲間たち。毎日ガードしたの定食屋で飲んでいるのはご愛嬌ですが、やるときにはやる頼もしいやつら。こんな人間関係最高に羨ましい。
私の前の勤務先が湯島だったので、上野から御徒町、湯島界隈がふんだんに出てくるので、余計親近感が出た小説でした。
ガーディアンのリーダーであるアポロが、フリーターから抜け出して、お店を任される身分になったのは大きな救いです。これもガーディアンを進んでやってきたおかげ。天才も就職先が決まると最高です。理想はアポロが店を大きくして天才を雇う、そんな筋書きが見えてきました。
今日はこの辺で。