東北の温泉(2)

東北のたび二日目。乳頭温泉を旅立つ前、思いがけない混浴を体験し、うれしいような恥ずかしいような気持ちで出発。バスで田沢湖駅に出てそこから秋田へ。秋田市自体は観光都市ではありません。あるのは千秋公園ぐらい。期待せずに公園に行きましたが、行ってみるとなかなか立派な公園。面積といい、心地よさといい、公園としては最高。秋田での時間はあまり無いので、残念ながら公園を散策しただけで再び駅へ。羽越線に乗り次の目的と酒田へ。酒田は大学4年の頃の冬に一度来たことがありますが、その頃の記憶はほとんど無し。駅で無料の自転車を借り港へ。お目当ての海鮮センターで遅い昼食。しかし残念ながらサービスの定食は既に売り切れ。刺身定食とビールでおなかを満たしました。
酒田からはバスで今日の宿泊地湯野浜温泉へ。乳頭温泉は山の温泉に対して、湯野浜は海の温泉。ここではちょっとおしゃれな宿「花門」に宿泊。ディナーは本格的なフランス料理。特に庄内米のスープは絶品でした。お風呂もきれいで湯加減も最高。女性スタッフが中心の素敵な洋風温泉旅館でした。美味しい料理につられてビールと焼酎をかなり飲みいい気持ち。フランス料理にはワインなのでしょうが、焼酎もかなりいけます。昨日と同じようにいい気分で部屋に引き上げると、既にまぶたが重くなり、テレビをつけっぱなしで熟睡モードに。目が覚めたのが5時。熟睡できました。
朝はやっぱりお風呂。誰もいないお風呂でゆっくりくつろぎました。
この「花門」という旅館、とてもいい雰囲気でした。もしまた湯野浜に来ることがあれば、ここに泊まりたいのですが、そんな日が来るかどうか。
早めのバスで次の目的地鶴岡へ。鶴岡は藤沢周平の時代小説の舞台となっている城下町。更には自民党加藤紘一の故郷?ここでも無料の自転車を借り、鶴岡城跡へ。近くの致道館は庄内藩のかつての藩校。藤沢文学に出てくる藩士たちが目に浮かびます。
鶴岡から高速バスで山形へ。山形の見所は霞城公園。といっても大した見所はありませんが。昔の病院建築を移築した山形市郷土館はなかなか美しい建築物。中の展示物も面白かったです。
17:49発のつばさ号で帰途に。途中かみのやま温泉で見えた超高層マンションには吃驚。スカイタワー41という41階建てのマンションだそうですが、こんな田舎の町に41階建てのマンションの姿は異様。よくもまあこんなところに。これもやっぱりバブル経済の産物か?後で調べてみると竣工が1997年ごろ。バブル期に計画されそのまま建築してしまったのでしょうが、全部うまっているのか?
家に帰宅したのが21:30ごろ。あっという間の2泊3日の東北温泉旅行でした。
今日はこの辺で。