東北の温泉(1)

ゴールデンウィーク恒例の一人旅、今年は東北は秋田、山形への旅。
5月1日朝出発で、新幹線でまずは角館へ。見事な桜を期待していったものの、今年は既に葉桜。満開は10日ほど前で、既に花びらはなし。それでも桜祭りということで屋台がずいぶん出ており、これだけは興ざめ。
角館はさすがに「みちのくの小京都」というだけあって、広い通りに保存家屋が立ち並び、風情があります。観光客もかなり多く、家並みを楽しんでいる様子。桜があったらもっとよかったのに。
急ぎ足で角館を一回りしてバスで田沢湖へ。田沢湖駅とは言っても湖からはかなり離れており、駅から田沢湖一週バスに乗り田沢湖観光。
田沢湖は周囲20kmほどの湖で、水深が日本一を誇る深い湖。残念ながら過去に玉川温泉から硫黄が流れ込み、魚のすめない湖となってしまったとのこと。かつてはたくさんの魚が生息していたとのことで、まことに残念です。かなり中和は進んでいるようですが、実際に魚が住めるようになるのはいつの日か?
田沢湖一週のたびが終わり、湖畔から乳頭温泉行きのバスに乗り乳頭温泉孫六温泉へ。乳頭温泉の中でもひときは鄙びた温泉旅館。でもみすぼらしいという意味ではなく、興趣をそそるという意味。通された部屋は4畳の狭い部屋。テレビもラジオも無く、あるのは裸電球だけ。いいですねえ!!!文明社会から隔離されたような雰囲気です。
早速お風呂に。お風呂はすべて別棟にあり、石の湯、混浴露天風呂、鹿子の湯、打たせ湯等。一通り全部入らなければと思い、石の湯から露天風呂へ。残念ながら男性しかおりませんでしたが、渓流の音を聞きながらの露天風呂は最高。ちょっとお湯が温かったのは減点。どのお風呂にも水道栓はありません。あるのは樽と石鹸だけ。身体を洗うのがなかなか難しいお風呂でした。
夜は山奥の料理中心。これがまた最高。刺身だ肉だという料理よりも、山菜中心の方が風情があり、ビールも進みました。焼酎ももらい、相当気分よくなって部屋へ。しかしながら時間は未だ7時。夜がながーい!!!でも酔いが回っていたため、ばたんきゅーで熟睡。さすがに1時半ごろ目が覚めましたが、再度眠って朝の4時。本を読んでからまたお風呂へ。朝風呂も最高。朝食のあと最後の一っ風呂。
すると驚いたことに混浴の石風呂に若い女性がいるではありませんか。こういった場面を望んではいたものの、実際に遭遇してみると男のほうが照れてしまいますね。「失礼」と一言言ってすぐに露天へ。露天風呂でしばらく時間をすごして、もういないだろうと思い再度石風呂に行くと、未だいました。やむなく一緒にお風呂につかり一言二言。秋田の方で、バス停近くの大釜温泉に宿泊し、外湯で来たとのこと。それにしても、年のころ30歳前の女性が朝から堂々と混浴風呂に入る勇気。お見それしました。
続きはまた明日。
今日はこの辺で。