映画「羊の木」

本日は新宿TOHOシネマにて日本映画「羊の木」鑑賞。
刑務所から仮釈放された人たちを自治体が身元保証人になり受け入れて、10年間は定住させるという政策を受け入れた富山県のある自治体。受入担当者となった市の職員を主人公に、過疎化に悩む地方の自治体のありさま、犯罪経歴を持つ人を受け入れることの難しさなどを描きます。
この自治体(架空の死、魚深市)が迎え入れたのは理髪店で働く男、清掃員の女性、介護の女性、クリーニング屋で働くことになった元やくざの男性、宅配の男性、漁船の男性乃6名。6名はそれぞれの事情で犯罪、それも人を殺めて服役した人たちですが、一人を除いては更生した人たち。更生していない一人が宅配の男を悪に引きずり込もうとするのは意外でしたが、更に以外は宅配の男。
それにしてもこの映画は何を描こうとしたのか?題材が題材だけに、もっと深掘りして、ドラマチックになったのではないかと思うのですが、盛り上がりに欠けました。簡単に殺人を犯してしまう終盤の場面は、もっと違う描き方ができなかったか?疑問が残りました。
今日はこの辺で。