映画「ジョン・F・ドノヴァンの死と生」「カセットテープ・ダイアリーズ」

10月31日(土)、ギンレイホールにて映画二題鑑賞。

「ジョン・F・ドノヴァンの死と生」は、途中居眠りをしたため、ストーリーがほとんど理解できず。私はてっきりドノヴァンが実在して俳優で、その電気的映画だと思ったのですが、後で映画解説を見ると、どうやらフィクション。

人気絶頂のテレビ俳優が29歳で早逝、その謎に包まれた死の真相を追うというドラマ。そこに登場するのが、ドンヴァンと文通していた少年ルパート。解せないのが、ルパート少年が文通していることを公表すると、ドノヴァンが否定するという展開。文通のどこにスターにとっての不都合があるのかが理解できぬまま。そして何故なくなったのかもよくわからずじまい。中途半端な映画でありました。

それに比べて、「カセットテープ・ダイアリーズ」は、わかりやすい映画。政情不安のパキスタンからイギリスに移住してきた一家の息子ジャベドが主人公の高校生。イギリスの地方都市でまじめに暮らす一家はムスリムで、父親は厳格なしつけで子供を支配。そんな父親に反抗するジャベドは、同じパキスタン移民の友達から、アメリカのロックバンド、ブルース・スプリングスティーンの音楽と出会い、鬱屈した気持ちを吹き飛ばすように、前に進んでいくドラマ。「パキ野郎」と呼ばれて差別を受けるパキスタン移民の生活環境なども描かれ、すがすがしい感動を呼びます。こちらの映画は、ジャーナリスト、サルフラズ・マンズールの回顧録をベースにした青春ドラマということで、ある程度は実話に近いのかもしれません。

今日はこの辺で。