映画「新聞記者」

東京新聞の熱血女性記者、望月衣塑子さんの著作を映画化した「新聞記者」が封切られたので、早速鑑賞してきました。モリカケ問題発覚後、政権の隠ぺい工作が顕著になり、これに抵抗する方々がマスコミに登場してきましたが、前川喜平文科省事務次官と望月さんが双璧。
この作品は、まさにモリカケ問題や、セクハラ隠しなどの安倍政権の忖度疑惑を鋭く突いたもので、現政権にとっては憎むべき作品。そのため、主演女優さんンが見つからず、やむを得ず韓国の女優さんを起用したとの情報もあります。W主演の官僚役は松坂桃李さん。その他の出演者、監督ほかのスタッフ、そして配給するイオングループなどには、相当の覚悟が行ったと思われますが、皆さんの勇気に感謝です。
政権の疑惑を追及し、本来のメディアの政権監視の責務を果たすべく奮闘する新聞記者。そして、外務省から内閣府に出向し、意に沿わない業務をさせられる官僚の苦悩がよく表現されています。特に、子供ができたばかりの家庭を守らなければならない立場と、不正を許せない正義感のはざまで揺れる松坂さんの演技には感動しました。
エンタメ作品としても十分楽しめる作品でもあり、参院選前に皆さんに見てほしい映画でした。
今日はこの辺で。