映画「工作 黒金星と呼ばれた男」

7月20日(土)、韓国映画「工作 黒金星と呼ばれた男」をシネマート新宿で鑑賞。
1990年代、金大中が大統領になる直前ぐらいの、南北朝鮮が緊張関係にあった時期の韓国側スパイを主人公としたフィクション映画。フィクションとはいうものの、ある種緊張感が漂う、実話的な話でもあります。
北朝鮮が核開発をしていたことは世界中で話題に上っており、緊張が続いていた時期ですが、韓国としては、核開発がどの段階なのかを知るための活動を活発化し、実業家と称した男をスパイとして北朝鮮の権力中枢に送り込む。その過程を描きながら、北朝鮮高官との信頼関係を築き、最高権力者との面会まで到達する。
南北分断の緊張関係そのままに、スリリングな展開を描きながら、当時の最高指導者、金正日との対面場面は大変興味深いもの。そっくりさん俳優を起用して、いかにも現実にもありそうな場面を作り上げました。ちょっと金正日を持ち上げすぎの感はありましたが。
最後の、きずなを築いた二人の再開場面があり、これには一種の感動を誘いましたが、現実の北の体制であれば、すでに処刑されていた可能性大と見ましたが。
今日はこの辺で。