映画「ラストレシピ」「カフェ・ソサイティ」

この3連休は大学祭を始め、文化祭オンパレード。我が家の周辺にも明治大学和泉校舎の明大祭、日大文理学部の桜麗祭があり、毎年足を運ぶのですが、今年はついうっかりしました。本日上北沢の図書館に本を返しに行ったのですが、図書館のある区民センターでも地域の文化祭が催されており、そのサンバのミュージシャンのステージと、吉本の若手プロのお笑いステージを2時間ばかり観て、その後雑用があり、3時半ごろ明大に行ったらすでにお開き。もっとも大学祭に行っても落研のお笑いを見るだけなのですが、大学の落研のレベルはかなりハイレベル。また来年までお預けです。
さて3連休の初日はギンレイホールにて、ウッディ・アレン監督の「ハイ・ソサイティ」鑑賞。アレンの作品らしく、淡々とした店舗で、話が軽妙に進みますが、淡々としすぎて盛り上がりがいまいち。1930年代の古きよきアメリカの上流階級の優雅な生活の中に、危険なやくざが混じったりで、かなりやばいのですが、そこはウッディ・アレンのらしさの見せどころ。泥臭さがないのがハイソサイティ。
2日目の昨日は、新宿TOHOで日本映画「ラストレシピ」鑑賞。こちらは見ごたえがありました。但し、主演が嵐の二宮君となっていたので、彼がどれだけ活躍するのかと思いきや、最初の料理場面だけ。この映画の主役は、山形直太郎役の西島秀俊でした。
もちろんフィクションですが、満州で我が物顔でふるまっていた関東軍に呼ばれて、満州天皇陛下が来た際の料理を作るために満州ハルビンに渉った西島一家と料理人たち。西島扮する山形は、一度口にした料理の味は決して忘れない料理の天才。彼が中国人料理人と弟子の若者とで豪華料理のレシピを112個作っていくのですが、実はそこには大きな関東軍の陰謀が・・・・。
陰謀は別にして、料理を題材にした映画には結構見せられます。ただし、いくら満州とはいえ、あの戦時中にあれだけの食材があったのかは疑問府。観ているだけでよだれが出るような豪華な食材を使った料理が出来上がっていきました。おかげで観終わったらグーグーなっていました。
この映画を観た後は、駿河台の明治大学キャンパスにて幕末の薩摩藩と越前藩の人的交流に関する講演会に出席。来年のNHK大河ドラマ西郷隆盛のようですが、この日改めて西郷増について作家先生の独自の人物感をお聞きしましたが、彼が何故維新の立役者といわれるまでの人物になったかが分かりました。薩摩藩島津斉彬が彼を重用したからなのですが、斉彬がいかに偉大な藩主であったかについて知ったのが最大の収穫。当時はまだ藩主あっての家臣の出席なり活躍があったのであり、島津斉彬という人物の偉大性を認識できました。
今日はこの辺で。