映画「パリの調香師 幸せの香りを探して」

424日(土)、ギンレイホールにてフランス映画「パリの調香師 幸せの香りを探して」鑑賞。あまり期待していなかった分、退屈することなく鑑賞できる、希少価値のある映画でした。

運転手派遣会社に勤務する男が派遣された先が、かつて有名ブランドのヒット香水を生み出していた調香師の女性。ニオイに敏感であると同時に、人使いの荒い女性で難渋するが次第に打ち解けて信頼を得ていく姿を描く。運転手と特別な乗客で思い出すのは、アメリカ映画「グリーンブック」。同作は近年でも上位に入るアカデミー作品賞受賞作で、これと比べるのはかわいそうですが、それでも粗野な運転手と気難しい乗客で、その乗客が何らかのハンデキャップを持っているというシチュエーションは何となく似ています。

調香師の持つハンでは、嗅覚が一時的になくなってしまうこと。そんなハンデを、運転手がカバーしていく様子が描かれ、次第に心を通じ合っていくという人間ドラマが魅力です。それにしても“パリ”標題に”パリ“がつくと、何か香水のニオイが漂ってきそうなところが”パリ”の魅力なのですが、本作はどちらかというと地方が移されていることに騙されぬように、

今日はこの辺で。