映画「パリ、嘘つきな恋」「ドント・ウォーリー」

先週末、飯田橋ギンレイホールにて映画二題鑑賞。

フランス映画「パリ、嘘つきな恋」は何とも奇妙なタイトル。「パリ」をつければ、日本人は誰でも飛びつくとでも思っているのか。特にパリにこだわった映画でも何でもないのですが。

とは言うものの、作品自体はしゃれたコメディーで、感動させる一品。

中年のプレイボーイ気取りの男が、あるきっかけから車いす生活の身障者に成りすますことになり、同じ身障者でバイオリニストでかつ車いすテニスもするアクティブな女性と知り合う。男性は自分が身障者でないことを言い出せないまま、彼女に魅かれていき、本当のことを告白するタイミングに悩むことになってしまうというストーリー。ふざけた内容なのですが、そこはエスプリのきいたフランス映画、それなりに感動を与えてくれる映画でした。

アメリカ映画「ドント・ウォーリー」もまた身障者の物語。飲酒運転事故で下半身不随となった男性が、アル中の克服と人生のやり直しをかけて奮闘する姿が描かれます。もともと絵の才能があったことから、わずかに動く手を使って漫画を描くことで自分を取り戻していくのですが、最初のうちは勝手な男だと思ってみるのですが、次第に彼の真摯な姿が見えてきて、後味のいい作品でありました。

今日はこの辺で。