映画「瞳の奥の秘密」

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珍しいアルゼンチン映画瞳の奥の秘密」観賞。昨年のアメリアカデミー賞外国語映画賞受賞作品。アルゼンチンといえば、サッカーとタンゴに代表されるように、情熱的な国。そんなアルゼンチンで、こんな真剣な?映画が創られるとは。
でも、その素地はあります。1970年代はペロン政権によって独裁政治が行われた過去があります。更には、ナチスドイツの生き残り幹部を受け入れた国でもありました。司法が政治に無力だった頃の殺人事件をめぐって、裁判所に所属する刑事とその上司にあたるインテリ女性。彼と彼女は互いに惹かれあっているにもかかわらず、結局結ばれることなく20年が過ぎて・・・・
死刑のない国では終身刑が最も重い刑。若く美しい妻を殺された銀行員は果たして犯人を捕まえることが出来るのか?
最後に待つ衝撃的なラストには、愛する人を殺された者の強い意志が感じられました。
外国語映画賞を取るにふさわしい感動作でありました。
今日はこの辺で。