「パラサイト 半地下の家族」アカデミー賞おめでとう

韓国映画「パラサイト 半地下の家族」がアメリアカデミー賞作品賞を、英語作品以外で初めて受賞しました。韓国映画ファンとして、心からおめでとうと言いたいと思います。

格差社会を描いたブラックコメディーでありますが、映画の終盤に主演のソン・ガンホが仕える主人を殺す場面があり、その表情が最も印象に残る、ある意味怖い映画でありなしたが、エンタメ要素もたっぷり盛り込んだ傑作であり、韓国映画の高いクオリティーを十二分に示してくれました。

一方、2回目のメーキャップ賞を受賞したカズ・ヒロさんの受賞後のインタビューが印象的でした。彼は日本籍を捨てアメリカ籍を取得したのですが、その理由を「日本にいても活躍できない」と語っていました。今の日本の閉塞感を正直に表現しているのではないかと感じました。アメリカの政治もトランプが大統領を続けているようにほめられたことではありませんが、国会で平気で嘘をつく首相に外交も安保も内政も憲法も帰られてしまうような国には希望が全くないのではと感じます。

日本映画がアカデミー作品賞を獲得できる日が来るのか?

相当時間がかかるのではないでしょうか。

今日はこの辺で。