石田衣良「夜の桃」

郵政社長に、既に73歳になる斉藤次郎前大蔵事務次官が就任することに。
何だこの人事は?天下り禁止の民主党が弱みを一つ作ってしまいました。どう考えても国民を納得させる大義名分がありません。亀井静香にやり放題させていいのか?それとも小沢人事なのか?梯子をはずされた西川氏があまりにもかわいそう?

石田衣良「夜の桃」読了。
小中学生や、優しい大人たちを主人公にした感動作を数多く書いている重松清も、時に「どきん」とするようなポルノチックな小説を書いています。同じように石田衣良も、どちらかと言えばポルノには縁がないような作家ですが、本作はとびっきりのポルノチックな作品。
45歳の成功したIT企業の社長が、42歳の美人妻、34歳のバツ一ではあるが、極上の美貌とスタイルを持つOL、そして25歳のみずみずしい肉体を持ったアルバイト女性の3人を相手にセックスを繰り返す。どの女性も彼にとっては失いたくない女性だが、最後は一度に3人に去られてしまうという話。
石田が何を言いたいのか?世の男性諸氏が羨むような世界を書きたかったのか?それとも単にセックス描写を書きたかったのか?微妙な男女の心理を書きたかったのか?意味不明な小説です。
やっぱり彼には池袋の青年たちがぴったり来ます。
それにしても世の中にはこんなに羨ましい男がいるのかと、嫉妬。
蛇足ですが、私の好みの女性は美人で豊満な肉体を持つ34歳のOLかな?
今日はこの辺で。