日本映画「100円の恋」

安藤さくら主演の日本映画「100円の恋」を下高井戸シネマで鑑賞。
出だしの安藤さくらのだらしない姿と、女兄弟の大喧嘩から、陰鬱な映画と思いましたが、安藤さくら演じる主人公の32歳の女性が一応自立し、37歳のボクサーとの恋が始まってからは、安藤さくらの表情が変わってきます。そして、彼女自身がボクシングを始め、試合をするまでの姿は美しささえ感じます。
家でごろごろして、何もせずに脂肪ばかりがたまるような生活は、いかに精神的かつ肉体的な大敗を招き、醜いかを実感するような映画。主人公をそこまでに変えたのは何なのか?やはり今まで経験したことがなかった「恋」が人間を変える契機になったのでしょう。
安藤さくらの、気だるくて何を言っているのかわからないような演技が、次第にはきはきしてくる姿が印象的。決して美人ではありませんが、ボクシングに目覚めた姿は美しさを感じました。
今日はこの辺で。