直木賞について

昨日はまた遅く帰宅したため、日記パスしました。
東野圭吾さんがやっと直木賞を獲得しました。6回目のノミネートでの受賞、さぞかし審査員を恨まれた?ことと思います。とりあえずは「おめでとう」です。
さて、直木賞の歴史を見ますと最近では宮部みゆきさんが6回ぐらいのノミネートでやっと受賞した例があり、さらに遡ると、古川薫氏は10回も候補に上がってやっと受賞した例もあります。6回ぐらい目じゃない、古川先生から言われそうです。
ところで現在の審査員作家の面々、はっきり言って東野さんほどの小説を書く力は現在ないでしょう。それでも「オール読物」の書評を読むと、皆さんたいそうなことを書いておられます。「腐っても鯛」の心境なのか、「自分も散々言われたから言い返す」心境なのか知りませんが。ただし、読者としてはそれを読むのも楽しみなんですが。
数年前に「直木賞卒業宣言」をして、審査員諸氏を非難した横山秀夫氏も、もう少し我慢すればチャンスがすぐに来たのでしょうが、好きな作家なので、私としては残念です。
もうすぐテレビで「白夜行」が始まりますのでこの辺で筆を起きますが、同じ時間帯に「松本清朝、悪女、米倉涼子」の最強トリオのドラマがあるため、視聴率的には後塵を拝していますが、ドラマを通して小説の「百夜行」を知り、更に東野圭吾読者が増えることを願うものであります。
今日はこの辺で。