今最も話題の日本映画「国宝」をTOHOシネマ府中にて鑑賞。7月9日(水)にもかかわらず、このシネコンの中でも最大のスクリーンの座席は3分の2は埋まるほど。約3時間の長尺ながら、吉田修一の大作作品を見事に映画化した傑作で、特に吉沢亮、横浜流星という若手俳優二人の演技は見事なもの。吉沢の日本アカデミー賞最優秀男優賞と作品賞はこれで決まりという出来栄え。
長崎のやくざの親分の息子が有名な上方歌舞伎俳優にも困れ弟子入り。血筋のある俳優の息子に負けじと稽古に励み、その明晰を息子を差し置いて継ぐことになる。しかし、血筋を重んじるこの世界にあって、吉沢演じる女方はその後不遇の時代を迎え、行方不明だった血筋のある息子と立場が逆転。地方の施設や娯楽施設回りまでするに落ちぶれる。そんななか、彼の女方としての技量を知っている長老役者から声がかかり復活し、最後は人間国宝にまでなるという筋書き。今すぐにでも歌舞伎役者になれるのではないかと思われるまでの吉沢と横浜の迫真の演技は見事というほかなく、監督の演出とともに絶賛に値する作品でありました。
今日はこの辺で。