2026-08-01から1ヶ月間の記事一覧

寺地はるな「川のほとりに立つ者は」

寺地さんの作品二作目となる「川のほとりに立つ者は」読了。2020年1月から7月までの約半年間の出来事を前後に行ったり来たりして語られるヒューマンストーリー。 主人公の清瀬さんはカフェの店長で、難しい店員の指導などで忙しい日々。彼女の恋人がけんかで…

中山七里「ドクター・デスの再臨」

中山先生が安楽死問題を題材にしたミステリーの第二弾「ドクター・デスの再臨」読了。前作「ドクター・デスの遺産」と同じように警視庁捜査一課の犬養と明日香のコンビが、前作と同じような積極的安楽死を請け負う何者かが現れ、その正体を追っていくという…

伊与原新「藍を継ぐ海」

伊与原氏の直木賞受賞作「藍を継ぐ海」読了。表題作を含む5編の短編集だが、連作短編ではない。何故直木賞に先行されたのかだが、表題作が最もその答えを持っているからなのかもしれない。いずれの作品も、人間の何代にも渉る物語を繋いできた姿を描いている…

高田大介「まほり」

高田氏は2013年にデビューしたとのことですが、詳細不明。そんな高田氏の書下ろし作品「まほり」をやっと読了。500ページ近い長編作品ながら、その多くは古文書の解読という形で展開し、高田氏がその方面の専門家と思わせる内容。巻末に参考文献などの記述が…