2025-09-01から1ヶ月間の記事一覧
標準以上のミステリー作品を書き続ける薬丸岳氏。本作「籠の中の二人」は、弁護士の32歳の男性と同年齢の刑務所から仮出所した男性二人が、最後はその籠の中から解放される話し。 村瀬快彦は埼玉の弁護士で、東京の知らない弁護士から連絡を受け、過失致死事…
30代の婚活カップル、坂庭真美さん35歳と、西澤架39歳が婚約し、結婚式の日程と会場も決まりながら、真美さんが突然失踪し、二人がそれぞれの結婚観を訪ね歩く物語、「傲慢と善良」読了。 真美さんは20代後半から婚活を開始するが、30台になっても母親の支配…
東野圭吾さんの著作が1億本売れたとの記事がありましたが、一冊1,000円としても一千億円の売上。一人の作家がこれだけの売上で出版界を盛り上げてくれていることには感謝。 「クスノキの番人」は、とある神社にある巨木のクスノキにまつわる、直井玲斗青年と…
村山由佳さんは「星々の船」で、2003年に直木賞を受賞。当時39歳でかなり若い時期に受賞していて、現在61歳になられますが、未だに第一線で活躍する作家。既に大作家と言ってみも過言ではないかも。そんな村山さんが、直木賞を獲りたくてしょうがな40代のベ…
石川さんの“誤判対策室”シリーズの第一作、「60 tとfの境界線」読了。最初に読んだのが「20」だったのですが、4年前に「60」が既に発刊されており、順番を間違えた感がありますが、「20」よりも本作の方が面白い作品。 誤判対策室は、死刑判決を受け、死刑…
阿津川辰海氏の作品は初めて。氏の短編処女作「透明人間は密室に潜む」は、全く違うミステリー4編からなる本格推理もの。頭を絞って書かれた作品であることがわかりますが、頭の悪い私には難しすぎる内容でもありました。 透明人間は密室に潜む:透明人間病…
笹本作品2作目に選んだのが、警察組織における本庁と所轄の葛藤を中心に描いた「所轄魂」。本庁捜査一課が殺人などの重大事件担当のプロとして、所轄管内で発生した事件の主導権を握り、度々所轄刑事部を下に見るというヒエラルキーを描く作品は多々あるが、…
笹本氏の作品は初めてで、1951年生まれというから、既に74歳となるベテラン作家。本作「春を背負って」は2009年から2010年にかけてオール読物に連載された、奥秩父の山小屋「梓小屋」を舞台にした連作短編作品。 父親の急死で山小屋を継ぐことになった長嶺亨…
今年の夏は、観測史上最高の気温を記録中とか。8月末ともなればいくらか暑さも和らぐかと思い計画した今回の御嶽山、秩父旅行でしたが、その暑さは和らいでくれませんでした。それでもキャンセルもできず、当初の予定通り旅行敢行。 浅田次郎先生の「神の座…