映画「ハウス・オブ・グッチ」

リドリー・スコット監督が、イタリアブランドのグッチで実際にあった事件をベースに撮ったアメリカ映画「ハウス・オブ・グッチ」をギンレイホールにて鑑賞。

ブランドには全く興味もなく知識もないため、グッチがどれだけのブランドなのかはよく知りませんが、1980年代のグッチでこのような事件があったとは。そしてこの事件によってブランド価値が下がった形跡もないので、やはり一流ブランドなのでしょう。

既に老境を迎えていた二人の兄弟が50%ずつ株を所有していた当時のグッチ。しかし、経営は火の車だったようです。物語は弟の息子(最近人気のアダム・ドライバー)をあるパーティーで見染めたレディー・ガガ扮する積極的な女性がアタックし、息子の父親の反対を押し切り結婚。父親の反対の理由は、女が金目当てで近づいたのだろうと推測したから。実際に結婚すると、次第にグッチの経営方針などにも口を出し始める妻。そんな役をレディー・ガガが押しの強い演技で演じます。結局、父親が死に、叔父親子を追い落とすように夫に仕向け、それを成し遂げるが、旦那はそんな妻に癖壁して離婚を言い渡す。妻は、別れないように懇願するが、願いかなわず、離婚前に夫を亡き者にすべく殺人まで依頼してしまう。妻の陰謀は完全犯罪とはいかず、2年後の裁判で懲役刑が確定するという話。ちなみに今現在は、グッチに創業者一族の人間は一人もいないとのテロップが流れる。

私は、レディー・ガガ自身が経営トップになる話かと思いきや、実話のベースがあることから、さすがにリドリー・スコットもそこまでのフィクションは作れず、残念でした。

なお、同時上映作品のアメリカ・スペイン合作「エル・プラネタ」は途中まで観たのですが、つまらない作品だったことと、体調がすぐれなかったことから、途中退席してしまいました。

今日はこの辺で。