韓国映画「マルティニークからの祈り」

韓国映画マルティニークからの祈り」を韓国文化会館ハンマダンホールにて鑑賞。ハンマダンホールは新宿御苑にほど近い四ツ谷寄りの新宿通り沿いにある韓国文化院内にあります。毎月2本の韓国映画をネットの申し込みで鑑賞できます。
昨日観たのが表題作。実際に韓国であった事件を映画化したフィクションで、友達の保証人になったばっかりに多額の借金を負い、家を手放し、家賃も払えないような貧困に陥ったことから、悪い友人に騙されて麻薬の運び屋となり、フランスでつかまり、2年以上にわたり悲惨な刑務所生活を送ってしまう妻と、幼い娘と一緒に韓国で妻の無事を祈る夫の物語。お金が欲しいがために麻薬とは知らないまま運び屋にされたのはかわいそうではありますが、ただ運ぶだけで大金がもらえるなどということは世間にはないはず。2年の刑務所生活はやむを得ないと言えばその通り。その意味で、決して彼女に同情はしませんが、在仏韓国大使館の無様な対応はどこでもあるような話。大使館の役目は対外日本人を守ることではなく、日本のお偉いさんを如何にもてなすかに、その多くのエネルギーが注がれているのはどこの国も同じようです。最後はハッピーエンドでしたが、それほどの感動は得られませんでした。
今日はこの辺で。