22日の土曜日、ギンレイホールにてフランス映画二題鑑賞。
「マダムのおかしな晩餐会」は、フランス上流階級家庭の夫婦と、そこで働く家政婦の織り成す恋愛模様を描いたコメディ。家政婦のマリア役を演じる女優さんの何とも風変わりなお顔とユーモアあふれる振る舞いが笑いを誘い、ぐっすり寝てしまうかと思った時間を笑いが覚ましてくれました。最後の家政婦さんが家を出ていくシーンと、彼女を恋した男性の「最後はハッピーエンド」という言葉がどういう意味を持つのか、余韻を残しました。
もう一本もフランス映画「おかえり、ブルゴーニュへ」は、ワインを作る3人兄弟姉妹一家の物語。父親と折り合いが悪く10年間世界中を歩いてきた一番上の兄が、父親の入院を機に里帰り。そこでは、兄が出て行ったあと妹と弟が広大なブドウ畑とワインづくりを継承して頑張っています。特に妹は独身のまま一人で頑張っている姿は、兄以上のこの映画の主役。そんな3人兄弟姉妹の姿を描く人間ドラマなのですが、その辺のドラマははっきり言って何ら感動も何もありません。この映画の見どころはブルゴーニュというフランスの田舎のブドウ畑の風景と、ワインづくりの難しさを映し出すところ。こうやってワインができていくのかと、初めて教えてくれる映画でした。
今日はこの辺で。