映画「スペシャルID特殊身分」「きっと星のせいじゃない」「火祭り」

この週末は4本の映画鑑賞。「舞子はレディ」は昨日書いたので残り3本をご紹介。
スペシャルID特殊身分」は香港ノワール。「イップマン」で華麗なカンフーを見せたドニー・イェンが潜入捜査官を演じる痛快アクション。「インファナル・アフェア」のような景観がやくざ者になり潜入捜査をするのですが、傑作インファナル・アフェアのような深みはありませんが、痛快なカンフーアクションがいられるので、ストレス解消には効果あり。
「きっと星のせいじゃない」は、がんで余命いくばくもない18歳の男女が懸命に励ましあい今を生きている姿を描きます。若くして余命がない、あるいは転移に恐怖を抱く姿は哀しくもありますが、懸命さはだれもが見習うべきもの。思わず涙がこぼれてしまう映画でした。
国立近代美術館付属フィルムセンターに足を運びイラン映画「火祭り」を鑑賞。
「別離」でイラン映画初のアカデミー賞外国語映画賞を獲得したアスガー・ファルファディ監督の作品。
シチュエーションは別離によく似ていて、夫婦の諍い、そこに子供がおり、家政婦がいるのも一緒。夫の浮気に築いた美人の妻が子供を連れて家を出ていこうとしますが、夫は浮気などしていないと言って、妻を引き留めます。その時家政婦が何故か夫の見方をして嘘の話をして一件落着のように見えるのですが、実は浮気は事実で、これからこの夫婦はどうなるのか・・・との余韻を残すところもそっくり。この映画が伏線となり、別離につながったことがわかります。
アスガー・ファルハディ監督は同じような映画しか作らないのか、それともこれから別のジャンルも取るのか、真価が問われます。それにしても、イランにも美人は多いことを実感。
今日はこの辺で。