映画「1987、ある闘いの真実」

韓国映画1987、ある闘いの真実」をシネマート新宿で鑑賞。
「タクシー運転手」が先行して上映され、同じ全斗煥政権時代の光州事件を描いていましたが、この映画は全斗煥政権末期の民主化運動をドラマチックに描いてた力作。
未だ大統領選が公選制になっていなかった当時、学生を中心にした民主化運動が盛んになり、赤狩りとも言うべき強硬な政権側の取り調べが行われていた時代。とある学生の死亡を契機として、その運動がいよいよ盛り上がり、権力によって殺されたことに対する批判が高まります。
女当時の状況の中で、脱北して韓国政権の赤狩りの中心となっている人物と検察官の葛藤、刑務所の看守となっている民主派の男の家族などを中心に描き、当時の韓国の状況がよくわかる映画となっています。
韓国の民主化が成功してから約30年たちますが、映画の品質の高さからも、韓国の表現の自由などの民主主義はもはや日本よりも上をいくのではないかとも思う今日この頃。
今日はこの辺で。