映画「戦場のピアニスト」

ロマンポランスキー監督作品「戦場のピアニスト」をネット映画で鑑賞。
ナチスに関する映画が、ここのところたくさん作られています。私が最近見た作品も、「愛を読む人」、「縞模様のパジャマの少年」、「わが教え子ヒトラー」、「イングロリアス・バスターズ」があります。いずれも傑作・名作の部類に入るもので、「戦場のピアニスト」も好作品。
ポーランドワルシャワに住むユダヤ人一家。ドイツのポーランド侵攻・占領に伴いユダヤ人隔離が始まり、ピアニストである主人公も悲惨な状況に。それでも幸運にも仲間の助けで生きながらえ、最後はピアノを弾くことによって、ドイツ人将校から命を救われます。
それにしても、ポランスキーの徹底したドイツによる反ユダヤの描写。ホロコーストは歴然とした歴史の事実ですが、死の列車で運ばれるユダヤ人たちの悲惨さ。
「縞模様のパジャマの少年」はナチス将校の子供の目からホロコーストを描き、「愛を読む人」はかつてナチスに加担した女の悲劇を描いていました。ドイツに残るナチスの重い罪悪の遺産。これは永遠に映画のテーマにならざるを得ない運命を担っているのでしょう。
今日はこの辺で。