本日は新宿シネマカリテにて「ナイトクローラー」鑑賞。
衝撃的な事件や事故現場にいち早く到着して、その惨劇の現場をビデオカメラでとらえ、それをテレビ局に売り込む商売に入り込んでいく男の狂気の物語。
かつてイギリスのダイアナ妃を追いかけたパパラッチのような野次馬的商売のいやらしさをいかんなく見せつけます。
結局この男は特ダネをつかむために、強盗犯人の正体を知りながらその事実を隠し、罠をしかけ、もう一つの事件を演出してその映像をものにしようとします。そのためには、自分の部下をも犠牲にすることも辞さない狂気を描きます。エンディングは彼の破滅を描きませんが、近い将来の破滅を予感させる余韻を残しました。決して気色のいい映画ではありませんが、あらすじもしっかりして終盤にかけて盛り上がる展開は見事でした。
今日はこの辺で。