映画「イニシエーション・ラブ」「サイの季節」「ビッグ・アイズ」「はじまりのうた」

3連休は梅雨明けで連日猛暑となりました。こんな時は映画化講演会が一番。
18日の土曜日は、早稲田大学にて日中韓問題のシンポジウムに参加。現在の冷え込んだ日韓、日中関係への学者や政治家などが問題提起や改善への提案をしていましたが、共通することは、市民レベルの交流の大切さ。政治への期待は多く語られませんでした。
19日日曜日は、渋谷にて「イニシエーション・ラブ」鑑賞。この日は早く目が覚めたおかげで、日中は猛烈に眠く、普通だったら映画を観ながらうとうとするのですが、この映画はなかなか面白くて、眠気は吹き飛びました。恋愛映画なのですが、コメディタッチでテンポもよく、そして最後の「あっと驚く」結末は、想像もつきませんでした。但し、頻繁に年月日が字幕に出てきていたことから、鋭い人は気が付いたかも。前田敦子の何とも甘ったるい声も伏線なのでしょうか。
本日は、まずは新宿シネマートで「サイの季節」鑑賞。先週の日経や朝日の夕刊で紹介されており、面白そうだったので見に行きました。舞台は30年前のイラン革命と現代のトルコ・イスタンプール。
イラン革命以前には豊かに生活していた夫婦が、革命によって投獄され、かつての運転手との地位が逆転し、夫は30年間投獄、妻はその運転手に騙され?、結婚してイスタンプールで暮らす。そこに30年の投獄から解放された夫が妻の消息を調べてイスタンプールにやってくる。
非常に詩的で、怖い話でもありますが、イタリアの宝石とも呼ばれたモニカ・ベルッチが妻役を演じ、その美しさにはほれぼれさせられます。かなりの年齢になったとは思うのですが、はっとさせる場面もあり、その顔と肢体の美しさは相変わらず。神秘的な映画でありました。
その後飯田橋に移動してギンレイホールにて「ビッグ・アイズ」と「はじまりのうた」鑑賞。
ビッグ・アイズ」は、大きな目の人間の絵を描く女性が騙されて結婚し、夫のゴーストライターとなって苦痛の日々を送る話。最後はハッピーエンドとなりますが、エイミー・アダムスクリストフ・ヴァルツの夫婦、特にクリストフ・ヴァルツの一癖ある役がはまっていました。
「はじまりのうた」は、新人発掘のプロデゥースをする落ちぶれた男が、女性のシンガーを発掘し、彼女を売り込むためにニューヨークのあちこちで曲のアルバムを録音していき、最後にはそのアルバムが売れていく成功物語。キーラ・ナイトレイしか知っている役者さんはいませんでした。さすがに三本目の映画ということで、ちょっと居眠りをしてしまいました。
今日はこの辺で。