映画「輝ける人生」「フジコ・ヘミングの時間」

12月29日土曜日、今年最後のギンレイホールでの映画鑑賞。
イギリス映画「輝ける人生」は、主人公の主婦が、長年連れ添った夫の浮気を目撃して、すぐに家を旅出して姉のところに転がり込み、そこで姉の人生を謳歌する姿や、姉の友達たちと触れ合って、自分の人生を見つめなおす姿を描く人間ドラマ。夫は警察本部長まで務めた経歴を持ち、主人公の妻も何不自由のない生活を送るも、夫の浮気とその性格に嫌気を覚え、姉に刺激もされて新たな旅立ちをするという中年向け第二の人生設計。日本にも同じような不満を持つ妻や夫がたくさんいることでしょう。
もう一本はフジコ・ヘミングさんという老ピアニストを負ったドキュメンタリー映画。戦前、母親がドイツにピアノ留学して、そこで知り合ったスウェーデン人男性と一緒になり彼女が生まれる。父親は日本に来るものの、すぐにヨーロッパに帰りそのまま帰らず、母親が女手一つで彼女と弟を育てる。彼女は東京芸大を卒業後留学がかなわずピアノ講師となり苦しい生活を送ることに。60歳を過ぎてテレビで紹介されたことをきっかけに有名となり、85歳となる今も現役として世界中を飛び回るピアニスト。
人生のチャンスはいつ来るかわかりませんが、80歳を過ぎた今も素晴らしい曲で観客を魅了する姿に感動しました。
本日は平成30年12月31日、平成最後の大晦日。今年も何とか年を越せそうです。
今日はこの辺で。