映画「誰よりも狙われた男」

本日は武蔵野館で、「誰よりも狙われた男」鑑賞。スパイ小説の第一人者、ジョン・ル・カレの小説の映画化。「裏切りのサーカス」が極めて難解だったため、同じように難しい映画と思ってみましたが、こちらの方はわかりやすく、私の頭でも理解できました。
主役がドイツの名優、フィリップ・シーモア・ホフマン、更には私の好きなレイチェル・マクアダムスが出演しているということで、余計に楽しめました。
ドイツのハンブルクを舞台にした、イスラムテロ組織を追うホフマンの属する警察組織が、別の警察組織との抗争のような主題を描きます。ホフマンの遺作となってしまったということでも話題になりましたが、世界中で暗躍するイスラム過激派の脅威が蔓延するヨーロッパならではの作品。緊迫した場面が続き、眠気も起きませんでした。
それにしてもレイチェル・マクアダムスは「アバウトタイム」ではかわいくてまじめな恋人役、ブライアン・デ・パルマの「パッション」では悪女を演じたりと、多種多様な役柄を演じ、今売れっ子の女優さん。この作品では、チェチェンから逃げてきた青年を助けようとする弁護士役を演じ、さらに好きになりました。
今日はこの辺で。