映画「アバウトタイム」、「蜩の記」

本日は一日中雨で、ウォーキングにも行けず。こんな日は映画が一番ということで、2本鑑賞。
午前中は武蔵野館でイギリス映画「アバウトタイム」は、イギリスのうらやましい家族の物語。家族に愛され、家族を愛する主人公の若者が、父親から「自分の男性一族はタイムスリップが可能である旨告げられ、実際に立ってみると本当に過去にさかのぼれることが分かる・・・というちょっとSF的な要素はあるものの、それにあまりこだわれることもなく、ほろっとした物語が続きます。イギリスの中産階級の望ましい家族風景がユーモアたっぷりに語られ、楽しい作品でした。特にレイチェル・マクアダムスが、年齢を感じさせない若さで魅力的でした。
午後は新宿ピカデリーで「蜩の記」鑑賞。葉室麟直木賞受賞作の映画化で、評判もいいので期待していったのですが、期待があまりにも大きかったせいか、感動はいまいち。
藩の陰謀に巻き込まれた主人公の武士が、10年後に切腹することを条件に、藩史を作ることを命じられる。藩とりつぶしの危機を、自分の命を犠牲にして救う代償が10年間の猶予なのか、極めて理不尽の話ではありますが、前々週に見た「柘榴坂の仇討」と同じく、武士の世界は理不尽なことばかり。
最後に逆転があるのかと思いきや、やはり10年後には切腹させられてしまうのは武士の矜持なのか?
今日はこの辺で。