大学文化祭見学

三連休をどう過ごしたのか?健忘症気味で昨日のことをすぐ忘れてしまう今日この頃。
一日の土曜日は、午後から拓殖大学文京キャンパスにて公開講演会聴講。普段は海外事情研究所の講演を聞くのですが、この日は商学部の教授の会計学の歴史講演。福沢諭吉は「学問のすすめ」で「人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」という有名な言葉を残していますが、そういった哲学的な教育よりも、本来は実学の重要性を訴えていたとのこと。特に会計学には造詣が深く、西洋の会計学の書籍を出版し、ずいぶん売れたようです。しかしながら、日本にはなかなか西洋の複式簿記は定着せず、江戸時代からある単式簿記終戦まで続いたようです。こうした講義を聞くのも、なかなか新鮮でありました。ちなみに昔の算盤は、四進法に合った球数であったようです。
拓殖大学から帰って、すぐに明治大学の学園祭に。見たのは落語研究会の落語だけ。昨年も聞かせてもらったのですが、なかなかどうして、プロ顔負けの落語を聞かせてくれます。こうした芸があると、会社に就職してからも、余興に引っ張りだこになるのか?
二日の日曜日は、昨日書いたようにm、昼からスパイ映画鑑賞、そのあと新宿で昼飯を食べてうろうろしていると、あっという間に4時を過ぎ帰宅。
そして本日はネットで学園祭を調べていたら、国立の一橋大学に講演会がいくつかあることに気が付き、早速行ってまいりました。もっと早く見ていたら、1日の小泉元総理の講演がきけたのですが、残念無念。本日は14時からの憲法問題に関する国際政治学者と弁護士さんの講演とシンポジウム。
当然テーマは集団的自衛権憲法解釈問題。
国際政治学者は拓殖大学の海外事情研究所長の川上先生。前に拓殖大学で講演を聞いたことがありますが、今日のお相手がどちらかというと護憲派の弁護士がお二人ということで、遠慮気味の発言が目立ちました。ただ、安倍内閣憲法解釈変更については川上先生も異議があるようで、歩調が合っていました。
お二人の弁護士、太田啓子弁護士、倉持麟太郎弁護士は、「明日の自由を守る若手弁護士の会」を立ち上げ、活動しているようです。
最後に三人の方が抱く心配事として、弁護士等の法曹関係の仕事を志す優秀な方が減っていること、また、研究者の層が薄くなっているとの危機感を語っていました。飯を食っていけるまでに時間を要すること、あるいは法曹人口が増えて、資格を取っても仕事がないことなど、結局金目の損得で、人材が集まらないのは大変残念なことであります。
今日はこの辺で。