映画「それでも夜は明ける」

今年のアカデミー賞の作品賞を受賞したアメリカ映画「それでも夜は明ける」を武蔵野館で鑑賞。
悲惨で理不尽で、何とも残酷な物語。アメリカのかつての暗部であり、いまだに尾を引く黒人問題。
監督がスティーブ・マックィーンと聞いて、まさか大脱走の?と一瞬驚きましたが、大脱走のマックィーンは相当前に亡くなられているはず。やっと、黒人の監督さんとわかりました。
作品的には、実話に基づいているものですが、よくできた作品。アカデミー賞も納得ではあります。
歴史的な勉強をさせていただいた点として、当時の1840年代ごろ、北部では黒人の自由人がいて、その証明書があったとのこと。そして、南北戦争直前の時代の黒人の置かれた立場が極めて不安定であったことです。今でこそ黒人大統領も誕生しましたが、南北戦争後150年近くっても黒人差別が根絶されないアメリカ社会の人種差別社会の根深さを思い知ります。
今日はこの辺で。