映画「最強のふたり」

フランス映画「最強の二人」鑑賞。
ハングライダーの事故で、首から下が麻痺した富豪が、介護者として雇ったのは、やや粗暴感のある黒人青年。青年は、主人を身障者として特別扱いすることなく、言いたいことは言い、主人もそれに応えて言いたいことを言う関係となっていく。
二人の間には、主従関係でもなく、憐みの感情でもない、普通の友情の様な感情が生まれ、やがて、お互いに必要不可欠な関係になっていく姿が映し出されます。
「最強の二人」という日本語のタイトルが不評の様ですが、確かにタイトルからは想像できない内容。タイトルを考える人も苦労しているのはわかりますが、もっといいタイトルがないのか?と私も感じました。かといって、なかなか思い浮かばないのですが。
主人はやっぱり身障者としての引け目を感じて、文通相手の女性になかなか会おうとしないところを、青年が最後は強引に合わせるラストはすがすがしい。
予告編と日本語タイトルから、あまり面白そうではなかったものの、さすがはフランスで大ヒットし、東京映画祭でもグランプリ受賞作とのこと。一見の価値のある作品でした。
今日はこの辺で。