伊調もすごいが小原も立派

女子レスリングが始まり、初日の48kg級、63kg級のいずれも日本が金メダルという素晴らしい結果。
伊調の3連覇はもちろんすごい記録で、最高級の絶賛に値しますが、小原の金メダルも負けず劣らずすごいものです。
本来は51kg級で世界選手権で優勝してきたものの、オリンピックには51kg級がなく、48kg級か55kg級に出るしかない。ところが48kg級には自分の妹がおり、55kg級には無敵の吉田がいました。オリンピックで行き場のないことから、一度は引退し、コーチの道に入りましたが、それでもあきらめきれず、かなり悩み、心の病にもかかって苦しんだとのこと。
妹が引退して48kg級に道が開け、周りの協力もあって復帰し、大変な練習を重ねて掴んだオリンピックの切符。そしてそれを見事に金メダルという結果で実らせました。
この努力に対しては、簡単な言葉では表現できない称賛を贈りたいと思います。
今回の日本のメダリストのインタビューを聴いていて一番多い言葉が、「周りのみんなに助けられて」。本当にいい言葉です。と同時に、それだけメダルを取ることの困難さがあり、自分一人の努力だけではメダルは取れないことを、みなさんがつくづく思っているのでしょう。
今日はこの辺で。