オリンピック柔道の呪縛

さすがにオリンピック!!!
始まる前はそんなに期待もしていないのですが、さすがに始まると盛り上がります。
特に日本にとってはメダルの期待が大きい柔道が開会早々から始まるので、余計に盛り上がりが早いこともあります。
さて、その柔道ですが、最もメダルが確実といわれていた女子の48kg、52kg級がメダルに届かず、残念な結果に終わりました。私個人としても福見、中村両選手についてはファンであり、期待もしていたので、落胆も大きかったのですが、やはり本人が一番ショックを受けているでしょう。彼女らにとって、オリンピックまでの険しい道のりと、代表選出後のプレッシャーは想像を絶するものでしょう。それだけに、期待を裏切ったという無念さと、どこにもその無念を向けられない孤独はどれだけのものか。
でも、お二人に言いたい。日本人の誰もあなた方を責めてはしません。「よく頑張ったね」とみんなが思っていることを。オリンピックは参加することに意味がある!とかつては言われましたが、こと柔道に関しては、金メダルを取らないと満足されず、自分たちもそう思っているところに、大きな間違いがあります。柔道を観戦していて感じることは、今や世界中の柔道が紙一重ということです。身近な例では、大相撲がその典型。今や日本人力士が優勝することが極めて困難になったように、国際化により、日本人の力が相対的に弱まるのは当たり前。大相撲よりも国際化が進んでいる柔道では、尚更です。
早く日本も、柔道への過大な期待を捨てたほうが賢明であると思うのですが。
今日はこの辺で。