トリニダード・トバコの善戦

カップサッカーが開幕し、連日の熱い戦いが始まりました。開幕のドイツ-コスタリカ戦は4-2と、点の取り合いになりましたが、昨日のイングランドパラグアイ戦、今日のスェーデン-トリニダード・トバコ戦と、圧倒的な力の差があるといわれていた試合でも1-0、0-0のスコアで終わるなど、接戦が続いています。さすがにワールドカップに勝ちあがってきた国だけあって、前評判のあまり良くない国でも善戦し、最終的にどこが決勝に進むかは予断を許さない状況になるのではないでしょうか。これはすなわち、日本もあわよくば決勝トーナメントに進出できる可能性があることでもあり、期待したいと思います。
さて、トリニダード・トバコという国、名前は聞いたことがあるのですが、どこにあるのか、どんな国なのかを知っている人は少ないのではないでしょうか?私も恥ずかしながらアフリカの西海岸の国かな?と思っていた次第です。息子から地図を借りて確認したところ、南米ベネズエラの沿岸に浮かぶ人口約120万人ぐらいの小さな島国。120万人というと、私に住む杉並区と世田谷区をあわせたぐらいでしょうか。そのくらい小さな国です。そんな小さな国でもスウェーデン相手に一歩も引かない堂々たる戦いぶりで引き分けに持ち込みました。
よくスポーツ大国という言葉を耳にします。その代表はアメリカ。オリンピックでは圧倒的にメダルをたくさん獲得しますし、プロスポーツもその規模、種類とも他の国と比べて圧倒的な規模を誇ります。ただし、サッカーとなると話は別。この「サッカー」という言葉自体アメリカ式で、ヨーロッパでは通用しないようですが、いずれにせよアメリカではマイナースポーツです。そんなアメリカに近いにもかかわらず、メキシコ以南の国ではサッカーがどこでも盛んであり、国の大きさに関係なくWカップに出てくるのです。中国の人口を12億とすると、中国の1/1000の人口しかない国でも中国より強いチームが出来てしまうのです。
トリニダード・トバコの今後の活躍を期待したいと思います。
今日はこの辺で。