映画「獄に咲く花」、「閃光ロストクライム」

三軒茶屋にて二本立て映画鑑賞。
獄に咲く花」は長州、萩の獄に入れられた吉田松陰と、同じ獄にいた女性との淡い恋を描いた作品。こんな映画があったこと自体知らなかった、極めてマイナーな作品。獄内ではかなり自由な行動が許されるなか、女性が同じ獄内で収容されていること自体、ありえないような設定ですが、事実あったのか?
松下村塾明治維新の志士を育てた松蔭ですが、30歳の短い生涯を、安政の大獄によって終えます。
松蔭があれだけ明るい人間だったかどうかはわかりませんが、ああした魅力がなければ、多くの志士は輩出できなかったことは間違いないでしょう。
「閃光ロストクライム」は、とっくに時効の過ぎた3億円事件の犯人たちに起きる殺人事件を扱った作品。戦後最大のミステリーといわれるこの事件。したがって、今までにもいくつかのドラマが作られていますが、この映画では、犯人が学生運動のグループで、主犯の女学生の父親が警視庁NO.2の幹部であったために、警察が事件を迷宮入りにした、という筋書き。ただ、映画のでき自体は中途半端。奥田英二扮する老刑事の執念もそれほどは苦心に迫っておらず、警察組織もうまく描かれていない感じ。
今日はこの辺で。