連城三紀彦「どこまでも殺されて」

連城三紀彦「どこまでも殺されて」読了。連城作品には比較的凡作は少ない。この作品はどちらかといえば凡作の種類か。
今までに7回殺されて、現在8回目に遭遇しているとのSOSの電話があり、そのSOSを追いかけているうちに真相に迫っていくというストーリー。主人公は横田という高校教師かと思いきや、解決するのは教え子の女子高生。教師の存在感は全くなし。なんとも頼りない先生でした。
途中で犯人も何となくわかりかけてくる推理小説ですが、連城の持ち味は全くなし。こういった凡作は途中で早々に読むのを止めるべきなのかもしれません。
今日はこの辺で。