予想通り

守屋前次官の証人喚問、予想通りの展開でした。深谷委員長の最初の質問はいいとして、自民党議員の質問は例によって自己陶酔の演説になっていました。証人喚問はあくまで証人の証言を引き出すもの。あんな演説調というか説教調というか、自分の意見ばかり言って証人に発言させないようなやり方にはうんざりです。
守屋氏はさすがにゴルフなどの接待は潔く認めました。「潔く」ならざるを得ないのは、ゴルフをやったことに関しては、既に証拠も挙がっており、否定の仕様がないからでしょう。ただ、職務権限を利用した請託行為に関しては、やはり否定しました。残念ながら証拠も出てきませんでした。ただ、状況証拠的には、何の目的も無く業者がゴルフ接待他をこれだけの回数するわけは無く、極めて黒に近い灰色といわざるを得ません。
証言の中で、退職金の返納について、現職であれば懲戒処分を受けていたであろうことに触れ、返納しそうな言質を受けました。早急に返納して、今後どこにも天下りすることなく、クリーンにして欲しいものです。
それにしても奥さんや娘さんは今どうしていることやら。防衛省に婦人の会というのがあったそうですが、そこで次官の妻として鼻高々だったゴルフの上手な奥さんも、今では道も歩けない存在になってしまいました。奥さんもゴルフをしながら共犯的な思いを抱いていたのかどうか?
今日はこの辺で。