三丁目の夕日は暖かな色

どうも先週の終末から映画づいています。今日も夜映画を見てしまいました。2週間で3本も映画館で見るなんて初めてです。今日見たのは「ALWAYS三丁目の夕日」。面白いとは聞いていたのですが、昨日たまたま仕事で一緒に都内を車で同乗した同僚が、奥さんと行って感動した旨話していたので、上映館をネットで探し、新宿の客席68のミニシアターに行きました。時間ぎりぎりだったのですが、何とか滑り込みセーフで客席を確保しました。ところがその客席は最前列の席。画面を見上げる感じで、首が痛くなるような位置です。どうなることやらと思っていると早速上映開始。コマーシャルも泣く本番スタートです。これは大変すばらしい。しかし首が痛くなりそう、と懸念しながら見始めましたが、あっという間に私の目と耳と心はすべて画面とストーリーに引き込まれていました。ほとんど予備知識もなく見始めたのに、私の頭は昭和33年当時の情景のなかにいました。昭和31年、信州の田舎に生まれた私ですが、東京の33年に住んでいたような感覚を覚えたのです。この映画にあるのは懐古趣味ではなく、人間の心と心の絆の大切さをさりげなく語るやさしさです。涙を必死に堪えたのですが、最後は堪えきれずに泣いてしまいました。でも、その涙はすがすがしい涙で、心の中の塵を洗い流してくれたような気がしました。この物語には悪い人は1人も登場しません。悪い人が似合わない映画です。今日は一人で行きましたが、やっぱりこの感動は誰かと一緒に味わいたかったと反省しています。誰かはご想像にお任せします。
今日の感動をありがとう。