奥田英朗の毒気小説

昨日も遅くなったので日記休みました。自分に済みません(?)
本日奥田英朗の「ララピポ」読了。たまたま近くの図書室にあったので予備知識も何もなく借りて読みました。読み終わっての感想は、ちょっと毒気が強すぎるのでは?奥田さんの作品としては中の下以下の評価でしょう。この小説に出てくる6人の主人公は、今でいう「負け組み」。そんな彼らがなんとなく繋がって物語が展開するわけですが、奥田さんにしてはセックス描写が多く、笑える話である以上に毒気が強すぎて笑えない作品でした。
そんな中でも私が気になったのは、渋谷での女子高校生の描写。作家は性風俗の実態などにも詳しいのでしょうが、実際にこれほど乱れているものなのか。本当であれば空恐ろしい話です。性を商品にすることになんらの罪悪感のない若い女性が増えることに関して、危惧を覚えてしまいます。私には幸い女の子供はいないので心配は少ないですが、世の親は戦々恐々の思いを募らせることでしょう。
トイレに行きたくなったので、今日はこの辺で。