統制ということ

今日、初めて警視庁のとある警察署の武道始式に参列しました。そして何ともいえないすがすがしい気分を感じたのです。
私の日常の生活は、何とはなしにだらだらとしたリズムで流れているのですが、警察という組織の統制の取れた動きに接し、身がしき締まる思いを感じたのです。「統制」というと現代社会になじまない感じを受けますが、警察組織には不可欠であり、私が所属する民間会社のような組織にもある意味必要ではないかと思います。トップや上司の「正しい」指揮の下に統制を保って活動すれば何てすばらしいだろうと思うのです。そう、あくまで「正しい」指揮です。
前にも書きましたが、年末に桶川ストーカー事件の犯人を突き止めた雑誌記者の「遺言」という本を読みました。その前には鳥越俊太郎の同事件を扱った告発本も読みましたが、警察署の怠慢な対応により尊い命が奪われた事件について、憤りを覚えた方も多いと思います。そこにあったのは、「間違った」指揮・判断でありました。
大多数の警察官は、我々庶民のために昼夜を問わず防犯や犯罪捜査に心血を注いでくれています。そこには、いつも正しい「統制」が働いていることを忘れないことが大切だと思います。